はじめに
こんにちは!freee認定アドバイザーのbacana(バッカーナ)です!
本日は、freeeについて触れたいと思います。
経理業務の効率化を目指す中小企業や個人事業主にとって、会計ソフトの選択は重要なポイントです。
その中でも「freee会計」は、自動仕訳機能を活用することで、日々の経理作業を大幅に簡素化し、時間と労力を節約できると評判です。
本記事では、freee会計の自動仕訳機能の仕組みや具体的な活用方法、
さらにその効果を最大限に引き出すためのコツを徹底解説します。
1. freee会計の自動仕訳機能とは?
freee会計の自動仕訳機能は、銀行口座やクレジットカードと連携し、取引データを自動的に取得し、それを仕訳に反映する機能です。この機能により、手動で行っていた経理作業を効率化でき、ミスを減らすことが可能です。
主な機能の特徴
- 取引データの自動取得
銀行口座やクレジットカードと接続すると、取引データが自動的にインポートされます。
- AIによる自動仕訳提案
取引内容に応じた勘定科目をAIが自動で提案。過去の仕訳データを学習するため、精度が向上します。
- 仕訳のルール設定
特定の条件に基づいた仕訳ルールを事前に設定しておくことで、同じパターンの取引を自動的に仕訳できます。
2. 自動仕訳機能を活用するメリット
(1) 作業時間の短縮
手動でのデータ入力が不要になり、経理業務の大幅な時間短縮が実現します。例えば、月間100件以上の取引がある場合でも、数分で処理が完了することも。
(2) 人為的ミスの削減
自動化により、入力ミスや計算ミスを防げます。また、勘定科目の選択もAIがサポートしてくれるため、ミスのリスクが低減します。
(3) 経営状況のリアルタイム把握
自動で帳簿が更新されるため、最新の損益計算書や貸借対照表を即座に確認できます。これにより、迅速な経営判断が可能です。
(4) 繰り返し作業の効率化
毎月発生する同じような取引に対して、ルール設定を行うことで、効率化をさらに進められます。
3. 自動仕訳機能の基本的な使い方
ステップ1:銀行口座やクレジットカードを連携
freee会計では、銀行口座やクレジットカードを簡単に連携できます。
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連携手順
- freee会計の「口座・カード」メニューにアクセス。
- 利用している銀行やカード会社を選択。
- ログイン情報を入力し、連携を完了。
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ポイント
- セキュリティは厳重に管理されており、安心して利用可能。
- 主要な銀行やカード会社に対応しているため、連携がスムーズ。
ステップ2:自動取得された取引データを確認
- 自動的に取り込まれたデータは「未処理の取引」として表示されます。
- 各取引に対して、AIが提案する仕訳内容を確認し、適切な場合は「確定」をクリック。
ステップ3:仕訳ルールを設定
- 同じ内容の取引が頻発する場合、「ルールを設定」ボタンを利用して仕訳ルールを作成。
- 例えば、「●●銀行からの振込は常に売上高」と設定すると、次回以降は自動的に仕訳されます。
ステップ4:帳簿を確認
確定した取引内容は、自動的に帳簿に反映されます。これにより、損益計算書や貸借対照表の更新も即時に行われます。
4. 自動仕訳機能を活用するコツ
(1) ルール設定をフル活用
- 繰り返し発生する取引(例:毎月の家賃や電気料金)については、ルールを設定しておくことで、手間を削減。
- ルール設定は一度行えば、その後の処理がすべて自動化されます。
(2) 定期的にデータをチェック
- 取り込まれたデータが正確であるか、また仕訳提案が適切であるかを定期的に確認。
- 不適切な仕訳提案があった場合、適切な内容に修正し、次回以降の学習に反映させます。
(3) 勘定科目をカスタマイズ
- 自社の業務内容に合わせて勘定科目を追加・編集することで、より精度の高い仕訳が可能。
- 特に独自の業務内容がある場合には、デフォルトの科目に追加しておくと便利です。
(4) 定期的な仕訳レビュー
- 自動仕訳機能を活用していても、定期的なレビューを行うことで、未然にミスを防止。
- 毎月末に仕訳内容を一括で確認するのがおすすめです。
(5) freee会計のヘルプ機能を活用
- 操作方法が分からない場合は、freee会計のオンラインヘルプやチャットサポートを活用しましょう。
- 特定の状況に応じたアドバイスが得られます。
5. 自動仕訳機能の導入前に知っておきたい注意点
(1) 初期設定に時間をかける
- 自動仕訳機能を最大限活用するには、初期設定が重要です。ルール設定や口座連携をしっかり行いましょう。
(2) 全ての取引が自動化できるわけではない
- 一部の特殊な取引は手動で仕訳を行う必要があるため、その場合は慎重に対応しましょう。
(3) 過信しすぎない
- 自動仕訳機能は便利ですが、完全な精度を保証するものではありません。適切なレビューを欠かさず行うことが大切です。
まとめ
freee会計の自動仕訳機能は、経理業務の効率化に大きく貢献するツールです。
この機能を正しく活用することで、作業時間の削減やミスの防止、さらには経営状況のリアルタイム把握が可能になります。
特に、中小企業や個人事業主にとって、リソースを効率的に活用できるfreee会計は強い味方となるでしょう。
本記事で紹介した活用方法やコツを参考に、ぜひfreee会計の自動仕訳機能を使いこなしてみてください。