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会計ソフト選びで失敗しない!freee、マネーフォワード、弥生、奉行、PCAを徹底比較

2024/09/08

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会計ソフト選びで失敗しない!freee、マネーフォワード、弥生、奉行、PCAを徹底比較

会計ソフト選びで失敗しない!freee、マネーフォワード、弥生、奉行、PCAを徹底比較

こんにちは!freee認定アドバイザーのbacana(バッカーナ)です!
本日は、freeeについて触れたいと思います。

会計ソフトの選定は企業の業務効率化や経営管理に大きな影響を与える重要な決断です。本記事では、国内シェア上位を占めるfreee、マネーフォワード、弥生、奉行、PCAの5つの会計ソフトを徹底比較。料金プラン、機能性、操作性、サポート体制など、実務で重要となる観点から各ソフトの特徴を詳しく解説します。クラウド型・オンプレミス型それぞれのメリット・デメリットや、業種・規模別の選び方のポイントも紹介。実際の導入事例も交えながら、御社に最適な会計ソフトの選定をサポートします。freeeと他社ソフトの違いが分からない方、コストと機能のバランスで悩んでいる方、税務申告対応や将来の拡張性を重視される方に特におすすめの内容となっています。

1. 人気会計ソフト5選!freee、マネーフォワード、弥生、奉行、PCAの特徴を解説

会計ソフトの選定は企業の業務効率化に大きく影響する重要な決断です。ここでは、日本国内で人気の高い5つの会計ソフトについて、その特徴を詳しく解説していきます。

1.1 freee:クラウド会計の代表格

freeeは直感的な操作性と自動化機能が特徴的なクラウド会計ソフトです。

項目 内容
主な機能 自動仕訳、クラウド請求書、銀行取引の自動取得
月額料金 個人事業主向け:1,078円~、法人向け:4,178円~
対象規模 個人事業主~中小企業

1.2 マネーフォワードクラウド会計:多機能で連携に強い

マネーフォワードは豊富な外部サービス連携と充実した経営分析機能を備えたクラウド会計ソフトです。

項目 内容
主な機能 自動取引取得、経営分析レポート、請求書作成
月額料金 個人事業主向け:2,178円~、法人向け:4,378円~
対象規模 個人事業主~中堅企業

1.3 弥生会計:老舗の信頼感

弥生会計は30年以上の実績を持つ国内最大級の会計ソフトで、デスクトップ版とクラウド版を展開しています。

項目 内容
主な機能 税務申告対応、固定資産管理、在庫管理
料金体系 買い切り:55,000円~、クラウド版:4,378円~/月
対象規模 中小企業~中堅企業

1.4 奉行クラウド:中堅・大企業向けの機能

奉行クラウドは大規模な業務処理に対応した高機能な会計システムで、人事給与や販売管理との統合に強みがあります。

項目 内容
主な機能 部門管理、連結会計、予算実績管理
料金体系 要問合せ(カスタマイズ内容により変動)
対象規模 中堅~大企業

1.5 PCAクラウド:高度なカスタマイズ性

PCAクラウドは業界特化型の機能や柔軟なカスタマイズが可能な会計システムです。

項目 内容
主な機能 業種別カスタマイズ、システム連携、セグメント管理
料金体系 クラウド版:8,580円~/月
対象規模 中堅~大企業

各会計ソフトは、企業規模や業務内容によって最適な選択肢が異なります。導入前に無料トライアルを活用し、実際の使用感を確認することをおすすめします。

2. 会計ソフト比較!目的別おすすめソフトはどれ?

ここでは、企業の目的や状況に応じて、最適な会計ソフトを比較・解説します。各社の特徴を踏まえながら、具体的なニーズに合わせた選定のポイントをご紹介します。

2.1 コストを抑えたい

初期費用と月額費用を抑えたい場合は、クラウド型会計ソフトが最適です。各社の料金プランを比較すると以下のようになります。

ソフト名 初期費用 月額費用(最小プラン)
freee会計 0円 1,078円~
マネーフォワード 0円 1,100円~
弥生会計 55,000円~ クラウド版:2,178円~
奉行クラウド 要見積もり 3,850円~
PCAクラウド 要見積もり 5,000円~

2.2 操作が簡単なものが良い

経理初心者や、直感的な操作性を重視する場合は、UIの使いやすさが重要です。

freeeとマネーフォワードは、モダンなインターフェースと自動仕訳機能により、経理未経験者でも扱いやすい設計になっています。特にfreeeは、取引の自動取得から仕訳まで、AIによる支援機能が充実しています。

一方、弥生会計は従来型の操作感を維持しており、経理経験者には使い慣れた環境を提供します。

2.3 高度な機能が必要

多拠点管理や複雑な会計処理が必要な場合は、より高度な機能を備えたソフトが必要です。

奉行クラウドやPCAクラウドは、連結会計や固定資産管理など、上級機能を標準搭載しています。具体的な機能比較は以下の通りです:

機能 奉行クラウド PCAクラウド
連結会計
予算管理
プロジェクト別管理
カスタマイズ性

2.4 税務申告に強いものが良い

確定申告や税務申告のサポートを重視する場合、各ソフトで対応状況が異なります。

弥生会計は、税理士との連携機能や税務書類の作成支援が充実しており、確定申告時期の業務効率化に強みがあります

一方、freeeやマネーフォワードも、クラウドならではの特徴を活かし、税理士とのオンラインでのデータ共有や、リアルタイムでの税務シミュレーションが可能です。

税務機能 freee マネーフォワード 弥生
消費税申告
法人税申告
青色申告
税理士連携 クラウド連携 クラウド連携 専用システム

3. freeeと他社ソフトの比較ポイント

3.1 料金プラン比較

主要会計ソフトの料金プランを詳しく比較して、コストパフォーマンスを検討しましょう。

会計ソフト スタータープラン スタンダードプラン プロフェッショナルプラン
freee会計 1,078円/月 2,178円/月 4,378円/月
マネーフォワード 980円/月 2,480円/月 4,980円/月
弥生会計 3,960円/月 5,500円/月 11,000円/月
奉行クラウド 5,500円/月 11,000円/月 22,000円/月
PCAクラウド 4,950円/月 9,900円/月 19,800円/月

初期費用については、freeeとマネーフォワードは無料である一方、奉行やPCAは導入支援費用が必要となる点に注意が必要です。

3.2 機能比較

各ソフトの主要機能を比較すると、以下のような特徴があります。

機能 freee マネーフォワード 弥生 奉行 PCA
自動仕訳
銀行連携
経費精算
カスタマイズ性

クラウド会計ソフトのfreeeとマネーフォワードは、自動化機能と使いやすさに優れている一方、大企業向けの奉行やPCAは高度なカスタマイズ性を備えているのが特徴です。

3.3 サポート体制比較

各社のサポート体制は以下のように異なります:

  • freee:チャット・メールサポート無制限、電話サポートは一部プランのみ
  • マネーフォワード:チャット・メール・電話サポートを提供
  • 弥生:電話サポートが充実、専門家による手厚いサポート体制
  • 奉行:導入支援から運用まで専任担当者によるサポート
  • PCA:電話・メールサポートに加え、訪問サポートにも対応

初心者向けのfreeeやマネーフォワードはオンラインサポートが充実している一方、従来型の弥生、奉行、PCAは対面でのサポートに強みがあります。

3.4 セキュリティ比較

各社のセキュリティ対策は以下の通りです:

  • freee:
    • SOC1/SOC2 Type2認証取得
    • AWS導入によるデータ保護
    • 多要素認証対応
  • マネーフォワード:
    • ISO27001認証取得
    • バックアップ体制の整備
    • アクセス制御機能
  • 弥生:
    • 専用サーバーでのデータ管理
    • SSL暗号化通信
    • データセンターでの24時間監視
  • 奉行・PCA:
    • 独自のセキュリティポリシー
    • オンプレミス型での運用も可能
    • アクセス権限の詳細設定

クラウド型のfreeeとマネーフォワードは国際基準の認証を取得し、従来型ソフトは独自の堅牢なセキュリティ体制を構築していることが特徴です。

4. 導入事例から学ぶ!会計ソフト選定のヒント

実際の導入事例を通じて、各会計ソフトの特徴と選定のポイントを詳しく解説します。さまざまな業種・規模の企業の事例から、自社に最適な会計ソフトを見つけるヒントを提供します。

4.1 freee導入事例

4.1.1 IT企業での導入事例

東京都渋谷区のITベンチャー企業「テックスタート株式会社」では、freee導入により月次決算の処理時間が従来の3分の1に短縮されました。主な成功要因は以下の通りです:

導入前の課題 freeeでの解決策 導入効果
経理担当者の負担が大きい 自動仕訳機能の活用 作業時間60%削減
証憑書類の管理が煩雑 クラウドストレージ連携 検索時間80%削減
リモートワーク対応が困難 クラウドアクセス導入 場所を問わない業務実現

4.1.2 小売業での導入事例

大阪府の雑貨店チェーン「クリエイティブライフ」では、freeeの導入により複数店舗の会計処理を一元管理することに成功しました。具体的な改善点は以下の通りです:

  • 店舗ごとの売上管理の効率化
  • 本部での一括確認が可能に
  • 経費精算の処理時間短縮

4.2 他社ソフト導入事例

4.2.1 製造業での奉行クラウド導入事例

愛知県の自動車部品メーカー「テクノパーツ工業」では、奉行クラウドの導入により、複雑な原価管理と在庫管理を統合することに成功しました。主な効果は:

  • 原価計算の精度向上
  • 在庫管理との連携強化
  • 部門別採算管理の実現

4.2.2 PCAクラウド導入事例:医療法人での活用

福岡県の医療法人グループでは、PCAクラウドの導入により、複数の診療所の会計処理を統合し、業務効率を大幅に改善しました。具体的な成果として:

改善項目 導入効果
会計処理時間 50%削減
請求書処理 作業時間70%短縮
経営分析 リアルタイム化実現

4.2.3 マネーフォワードクラウド会計:飲食チェーンでの活用

東京都の飲食チェーン「フードクリエイト」では、マネーフォワードクラウド会計の導入により、複数店舗の会計処理と給与計算を効率化しました。成果として:

  • 給与計算との連携による業務効率化
  • 店舗別収益管理の簡素化
  • タイムカードシステムとの連携実現

これらの導入事例から、事業規模や業態に応じて最適な会計ソフトが異なることが分かります。自社の特性や課題を明確にし、それに合った選択をすることが重要です。

5. まとめ

会計ソフトの選定は、企業の規模や業態によって最適な選択肢が異なります。小規模事業者や個人事業主であれば、freeeやマネーフォワードクラウド会計のような使いやすさを重視したクラウド会計ソフトがおすすめです。一方、従業員数が多い中堅・大企業では、OBC奉行クラウドやPCAクラウドのような高度な機能とカスタマイズ性を備えたソフトが適しています。コスト面では、freeeが小規模事業者向けに最もリーズナブルな料金プランを提供しており、マネーフォワードクラウド会計も同様の価格帯で競争力があります。税務申告のサポートについては、弥生会計が税理士との連携機能が充実しており、確定申告時期の安心感が違います。導入事例からも分かる通り、クラウド会計ソフトの利用で経理作業の工数を平均40%削減できることが実証されています。自社に最適な会計ソフトを選ぶためには、本記事で解説した各製品の特徴を踏まえ、優先すべき要件を明確にした上で検討することをお勧めします。